Chiquilin Site■09.06.06_Excel：セル選択を修正する

その１：選択方法のあれこれ
その２：選択している途中で失敗したら……
その３：選択する前から準備する

Ctrlを押しながらセルを選択している時に 誤って違うセルを押してしまうことってありますね。潔く最初からやり直すのもひとつですが ２０〜３０個選択した頃に間違うと なんとか修正できないものかと思うのが正直な気持ちというものです。やり直す前に お試しあれ。

例えば 表の有効範囲を選択するショートカットキーに「Ctrl ＋ Shift ＋ *」というのがあります。これを使うと入力されたデータが連続している範囲が全て選択されます。非常に便利な機能ですが思ってもいないところまで選択されることがしばしばあります。

例えば このような表で Ａ２：Ｄ４セルを選択するつもりで「Ctrl + Shift + *」を押すと

こうなってしまいます。このくらいのデータ範囲なら マウスでドラッグしてもいいでしょうが 何千行もあるデータだったりすると それなりに面倒です。「Ctrl ＋ Shift ＋ *」を使わずに Ａ２セル上で「Shiftを押しながら Ｃｔｒｌ ＋ ↓ →」という手もありますが こちらは日付に抜けがあるとうまくいきません。こういう時に下のような修正方法を知っていると便利です。「Ctrl ＋ Shift ＋ *」の後で 以上です。「Ｓｈｉｆｔを押しながら 矢印キー」で 選択範囲は１行ずつ修正できます。一度 「Shift ＋ Enter」を入れて アクティブセルを最終セルに移動させてから行方向の範囲修正をするのがコツです。

この方法を知っていると色んなところで応用できます。例えば下のような日付だけが予め入っている表で 横の空白セル Ｂ２：Ｂ１００セルを選択したい場合です。

以上です。単純な方法ですが結構 重宝します。

選択ミスで一番多いのは こういう場面ではないでしょうか。

「あるある……」という声が聞こえてきそうです。Ｃ５セルを選択したつもりで Ｃ４セルを選択してしまっています。こうなるともう元に戻せません。諦めて最初からやり直し……の前に。最初からやり直すよりはましな方法があります。

セルの行列番号の左上に「名前ボックス」というのがあります。範囲選択で間違ったことに気づいたら ここを選択して適当な名前を入力して下さい。例えばそのまんま「範囲」と入れてみましょう。 Enterで確定するのを忘れないように。入力してしまえば 選択を解除しても大丈夫です。試しに名前ボックスの右にある「▼」を押して「範囲」を選んでみて下さい。

クリックすると 先ほど名前を付けた時のセル範囲がそのまま選択されるはずです。もちろん 間違ったままですが……　ただ この定義付けした名前は修正することができます。[挿入]→[名前]→[定義]と押すか Ctrl + F3を押すと 名前の定義フォーム（Excel2007では 名前の管理フォーム）が表示されます。

「範囲」を選択して 参照範囲の中の間違っているセル範囲を修正します。上の場合なら「Sheet1!$C$4」となっている部分を「Sheet1!$C$5」に修正します。これで修正完了です。因みに もし選択するセルが他にもある場合は 参照範囲の一番後ろに「,(半角カンマ)」を入れて Ctrlを押しながら 続けてセルを選択していくこともできます。選択範囲が正確なものになったら Enterか[OK]を押して 名前の定義フォームを終了します。後は 名前ボックスから「範囲」を選択するだけです。ちょっと面倒ですが 間違ったセルが少ない時に使える手です。

「その２」は事後処理でしたが 前もって準備していれば修正はとても楽です。

セルや数式バーに セル範囲が表示されていきますから これなら間違った時でも簡単に修正できますね。選択が終わったら Enterで式を確定します。おそらくエラーが表示されますが気にしないで大丈夫です。

以上です。この方法は クロメートさんに教わりました。それまではできあがった数式をコピーして 名前ボックスに貼り付けていましたが こっちの方が断然楽ですね＾＾

ChiquilinSite トップページへ　　Copyright(C) Chiquilin_site. All Rights Reserved.